本格的な木造伝統工法による和風住宅です。
設計は当社が担当しました。
使用材料は構造材、造作材、建具すべて地場産の杉と檜と欅を使用しています。天井は棟梁のオリジナルデザインです。
床板は厚み30mmの杉板、竪格子の建具は檜(鏡板は欅)、腰壁は檜
化粧垂木、化粧母屋とも杉
当初、リニュ-アルの計画をハウスメ-カ-に依頼したが、全社とも解体、新築の提案しか
出されなかったとのこと。
私が調査した結果、柱やはりもきちんとしており腐食や傾きも見られない為、問題ないと判断し、当事務所が計画をお受けすることになった。
を見てきました。グンナ-ル・アスプルンドは20世紀前半に活躍したスウェ-デン
を代表する建築家です。
展示内容は、彼の代表作でユネスコの世界遺産に登録された《森の墓地》を
中心に主要な作品が展示されていました。
私は以前より、彼の《夏の家》がお気に入りでした。今回は大きめな模型が展示されており
中をのぞくと、気持ちよさそうななんともいえない、伸びやかで温かみのある空間に改めて
感激しました。
一見すると、北欧にある普通の伝統的な民家に見えますが、自然環境に見事に調和しながら、
機能性やモダンさが絶妙なバランスで成り立っています。是非本物を見て見たいと思いながら、図録を買って帰路に着きました。
県内外から約50名が参加しました。
見学場所は、私の地元である茨城県石岡市の(旧八郷町)小幡宿で行われました。
小幡宿は明治初期頃まで筑波山信仰の宿場であり、当時旅館として使われていた建物や商家など、往時をしのばせる貴重な建物が残る場所です。
八郷地区に小幡以外にも古民家が多く点在し、現在茅葺民家が100棟ほど残っているなど、その数は全国的にみてもかなり多いといわれています。一昨年、茅葺民家に住む方々により茅葺民家保存会が立ち上げられました。
見学会は約1時間半ほど宿通りを歩きながら、茅葺屋根保存会の鈴木さんのガイドにより、主だった家屋や門についての歴史や、造りの型の特徴など説明を受けました。
普段、車で走っていると見えない風景に感激しました。
見学会の後は、保存会のメンバ―の庭をお借りして、手作りの郷土料理を頂きながら親睦会、及び古民家再生工事の事例発表を行いました。私も2例ほど報告させていただきました。
昨年に続き2度目の開催でしたが、是非来年もという声が多く大変有意義な一日でした。