メキシコシティにてルイス・バラガンの建築を視察してきました。
「サン・クリストバル」 メキシコシティ郊外
宿泊先のホテル(ポランコ地区)から、タクシーで約30分で到着
しました。
高級住宅街の中にあり、先ずこのゲートで門番に見学の予約済を伝えると、
確認の為か約3分ほど待たされた後に、ゲートが開き通過できました。
サン・クリストバル邸の入口の門です。
見学料は1人300ペソ(約1800円)でした。私は6人で行きましたが、
一人の場合は1500ペソとの案内でした。
管理人のおじさんです。この方に見学料を払います。一見怖そうですが、
とても明るく気さくな方でした。
安藤忠雄氏やザハ・ハディド氏も案内したと言っていました。
馬に乗った時の目線を考慮して壁のプロポーションを決めたとの事です。
管理人のおじさんがスイッチを入れると、赤い壁から滝にように水が
勢いよくほとばしり、一気に高揚感が高まります。
高級住宅地内にあって、馬場と公園が一体となったような広大なスペースを、禅寺の様なシンプルで静寂且、完璧なバランスで設計したバラガンは驚愕に値します。同じ思いを15年前に落水荘を見た時も感じました。両者ともに天才だと納得しました。(笑)
ルイス・バラガン自邸(世界遺産)
幸運にも、日本語を話せるメキシコ人の女子大学生(建築専攻)がボランティアでここに来ており、私たちを案内して下さいました。
玄関扉を入りやや暗い通路をとおって、この光が差し込む吹き抜けのホールへと続きます。リビングルームはライブラリーまで続く大きな空間で、
思った以上に天井が高く(2層吹き抜け)西側の庭に大きくガラス面で開かれた開放的な空間です。
大きな空間ですが、まったく威圧感は無く落ち着きを感じました。
置いてあるアートも超一流のアーティストの作品でした。
エントランス付近の写真です。外観はとてもシンプルというかそっけない感じでした。私の隣の小柄な女性が案内して下さった大学生です。とても感じの良い方で、日本の文化に興味があり、日本(東京・京都)を旅した経験があるとのことでした。
ホテルでタクシーをお願いし、早朝にメキシコシティーから、マヤ文明ティオティワカン遺跡
に行ってきました。
灼熱の太陽のもと、何とかピラミッドの頂部まで登ることがで、地球のスケールを感じる
壮大さでした。