簓子(ササラコ)下見板張り |
最近は幅広の杉板は高価で、かつ押縁は手間がかかるので、和風住宅でも押縁を使わず板厚15m前後で幅12㎝前後の板材を相决り、又は実加工して南京下見やドイツ下見板張りと言う工法が用いられる事が多くなっています。
モダンな感じもしますが、その場合、雨仕舞に劣るので下地には必ず防水紙などを張ることが必要です。30代の若い大工さんが親方と一緒に押縁を加工している姿に安心感を覚えました。和風建築は伝統技術の継承が今や大きな課題だと思います。
押縁の加工中の写真です。横になっている材木を見るとぎざぎざに加工してあります。一本一本
加工するので大変です。