シチリア島視察報告(パレルモ) |
これから少しずつ旅のブログを書いていきたいと思います。
ロ-マ空港近くのホテルで前泊し、翌朝の便でカタ-ニア空港に到着しました。
早速、空港で予約していたレンタカ-(ベンツのワゴン)を借りました。カタ-ニアの街(世界遺産)は帰るときに泊まるので寄らずに、高速道路(A19)を飛ばして一路、パレルモへと向かいました。
写真は車窓から写した霊峰エトナ山、地中海域で最も高い活火山だそうです。標高は富士山より少し低い3340M。裾野一帯は永遠とオレンジ畑やレモン畑が広がっていました。
また、時代を反映してか太陽光発電もあちこちにみられました。パネルの配置が地形に合わせてランダムに配置されているところが、何となくイタリアらしいです。日本だと四角に並べてフェンスで囲う事でしょう。
今回の旅のお供のベンツです。途中のサ-ビスエリアにて
さすがイタリア?、高速のサ-ビスエリアで遅めのランチをとりましたが、普通にビ-ルが飲めました。(ラッキ-)勿論、友人のドライバ-はオレンジジュ-スです。(イタリアでも飲酒運転は日本と同じ厳罰です)
約2時間半のドライブで州都パレルモに到着しました。各所に植えられた椰子の木々、南国情緒満点の雰囲気のパレルモは70万人の人口をかかえる現代シチリアの州都です。
ホテルは「L’hotel Garibaldi 」(写真中央の白とグレ-の建物)
場所は有名なポリテアマ劇場の斜め前で、周辺は雰囲気が良く観光にも便利な立地でした。ホテルは美しい歴史的建造物で、内部は手すりの装飾が美しい螺旋階段があり、室内はモダンナな家具が置かれていて良い感じでした。ただ、入り口が半地下にあり、見つけるのに苦労しました、しかし、駐車場があり助かりました。イタリアの町なかは車を止めるのに一苦労します。(このホテルはお薦めです!)http://www.ghshotels.it/garibaldi/
ホテルのバルコニ-からの眺め、南国のエレガントな町並みです。
夕暮れのパレルモを新市街地から旧市街地へ散策、最初の目的地は建築家エルネスト・バレ-ジ設計(イタリアにおけるリバティ様式の第一人者)のマッシモ劇場、彼の設計の中でも傑作と言われています。外観は古典様式、内部はア-ルヌ-ヴォ-様式、1897年竣工。
映画「ゴッドファ-ザ-Ⅲ」の舞台となり、その為に訪れる映画ファンも多いそうです。私もその一人ですが(笑)
マッシモ劇場からメインストリート「マケダ通り」真っ直ぐ進むと、クワットルロ・カンティ(十字路を形づくる4つの建物)にぶつかります。
ここは17世紀以降の旧市街の中心地、交差点を丸く切り取るような凹面の外壁面を持つ建物が4棟建っていて、全てがバロック彫刻で飾られています。着いた頃には日が落ちてしまい、中心部といいながら一帯は照明も少なく薄暗い(写真より実際はもっとく暗い)、一人だとちょっと怖いような感じでしたが、これもまたパレルモらしい混沌とした雰囲気を醸し出しているようにも感じました。
一番下に位置するバロック彫刻「四季を寓意する噴水」
プレトリア広場
クワットルロ・カンティの東側に回り込むと、バロック様式の市庁舎の前に、突然ルネッサンス様式の噴水のある広場が現れました。
ルネサンス期の彫刻家フランチェスコ=カミリアーニの作とのことです、もともとトスカ-ナの別荘に合ったものを移設したそうです。広場中央に噴水があり、30体もの彫像が並んでます。素敵な広場ですが、日が落ちていて、薄暗く人気も少ないので、小走りの見学でした。もう少しライトアップしても良いのではと思いました。
夕暮れのサンドメニコ教会です。教会前の広場のカフェで小休止しました。これから夕食のレストランへと町を散策しながら向かいます。
シチリア島最初のディナー、海に近いモダンナイタリアン料理のレストランでした。料理はマグロやヒラメを使ったおしゃれな創作料理、ワインはシェフお勧めの地元のシチリアワイン、よく冷えた白ワインはアルカモ、赤は有名なチェラスオーロ・ディ・ヴィットリアを頂きました。赤白共にとても上質な味わいでした。人気店の様で、お店は超満員でしたが、ホテルから予約を入れて頂いていたので良い席に座れました。また、店内はかなり古い建物をリノベーションした様子でした。
下の写真はホテルのすぐ近くのポリテアーマ劇場の朝の様子、劇場前の広場は、夜中まで大勢の人で賑わっていましたが、朝はひっそりとしていました。建物は凱旋門の玄関を持つ新古典様式。1874年竣工。
ホテルで朝食後にタクシ-を飛ばして(ドライバーが勝手に飛ばしていました・・笑)近郊のまちモンレアーレ
に行きました。まだ開門前でしばし辺りを散策、広場周辺のカフェで新聞やお茶をのむ地元の人がちらほら
といった感じでした。
入口がどこなのかうろうろ歩きながら下調べ中。