東日本大震災から1週間 |
日に日に拡大する東北の被災地の状況、また福島原発火災に伴う避難される人たちの映像を見るたびに心労を察し心が痛みます。
茨城県でも北茨城、大洗町では4mを超える津波の被害を受け住宅が倒壊、半壊、床上浸水し鹿島地区では液状化現象による被災を受け死傷者が出ました。
世界的に見てもこれほど広範囲にわたって被災した大災害は歴史の中で稀な出来事かと思います。
自然は時に人間の知識がはるかに及ばない猛威をふるってくることがあることを知り、また、その自然の猛威に人はなすすべも無く過ぎ去ることを待つしかない無情感を感じました。
住宅を設計するものとして、10Mを超えた津波の力に対して何をどうすれば良いのか、これまでの経験だけでは到底言及できるものではありません。
2004年の新潟県中越地震の際、ボランティアとして参加したした時に懸命に前向きに助け合う人たちの姿をみて、日本人の心の強さと正義感を肌で感じ、必ず新潟は復興できると感じました。今回の震災は津波による水害の為、疫病対策など衛生面でも大変難しく、また危険な作業となることが予想されますが、日本人の総力をあげて一日も早く被災地に平穏な時間が戻るようあらゆる分野から支援の輪を広げる事が大切だと思います。